2025.10.14
秋のぎっくり注意報!
秋のぎっくり腰・寝違えに注意!冷えが引き起こす突然の痛みとは?
秋の風が心地よくなってくると、当院では「ぎっくり腰」や「寝違え」で来院される方が急増します。実はこの時期、気温差や冷えによって筋肉や関節が硬直し、ちょっとした動作で激痛が走るリスクが高まるのです。
なぜ秋に急性痛が増えるのか?
- 朝晩の冷え込み:日中は暖かくても、朝晩は急に冷え込むことで筋肉が硬直。特に寝ている間に体が冷えると、起床時に首や腰を痛めやすくなります。
- 湯冷め・汗冷え:お風呂上がりに髪を濡れたまま放置したり、運動後に汗をかいたまま風に当たると、体温が急激に下がり筋肉が冷えてしまいます。
- 夏の疲れの残留:冷房や暑さで乱れた自律神経が秋に入り回復しきらず、血流や筋肉の緊張に影響を与えます。
- 運動の秋の落とし穴:急に運動を始めると、使い慣れていない筋肉に負荷がかかり、柔軟性の低下した状態でぎっくり腰を招くことも。
冷え対策が最大の予防策!
ぎっくり腰や寝違えを防ぐには、「冷やさないこと」が何より大切です。
日常でできる冷え対策
- 首・腰を温める:ネックウォーマーや腹巻きで冷えやすい部位を守る。
- 湯船に浸かる:シャワーだけで済ませず、しっかり湯船で体を温める。ただし、上がったあともだらだらと汗が流れるからと言って薄着ののままでいるのは逆効果。汗で体が冷えてしまいます。ポカポカ感じるのを目安に。
- 汗をかいたらすぐ着替える:運動後や外出後は、汗冷えを防ぐために速乾性のあるインナーを活用。
- 寝具の見直し:朝方の冷え込みに備えて、毛布や布団を一枚追加するだけでも違います。
予兆を見逃さないで
「昨日まで何ともなかったのに…」という声はよく聞きますが、実は体は数日前からサインを出しています。
- 朝起きたときに首や腰が重い
- 体がこわばって動きづらい
- 湯冷め後に体がだるい
これらは“予兆”です。放置せず、早めのケアを心がけましょう。
秋の自然を楽しむために、冷え対策を忘れずに
ぎっくり腰や寝違えは、ほんの少しの油断で起こります。秋の旅行やレジャーを満喫するためにも、体調管理は万全に。冷えを防ぐことで、痛みのない快適な季節を過ごしましょう。