2026.07.09
【症状別】 夏におすすめの食材
一年の中でも特に暑さが厳しくなる大暑、そして季節の入れ替わりで体調が崩れやすい夏土用が近づいています。
この時期は、気温と湿度の上昇によって体が疲れやすく、胃腸の働きも落ちやすくなるため、
だるさ・むくみ・食欲低下などの不調が出やすくなります。
東洋医学では、夏の不調の多くは「湿」と「熱」の影響と考えます。
体に湿が溜まると重だるさやむくみが起こり、熱がこもるとほてりやイライラ、乾燥などが出やすくなります。
そのため、体質に合わせて食材を選ぶことが、夏バテを防ぐ大切なポイントになります。
今回は、湿を取り除く食材・熱を冷まして潤いを補う食材、それぞれがどんな体調の方に向いているのか、
また逆に向かない体質についてもまとめました。 夏の食養生の参考にしていただければと思います。
からだの湿を取り除きたいとき
湿を取り除く食材は、体の水はけを良くする働きがあります。
次のような症状がある人に向いています。
- 体が重だるい
- むくみやすい
- 胃が重く、食欲が落ちやすい
- 雨の日や湿度が高いと不調が出る
- 下半身が重い、だるい
- 便がゆるい
- 冷たいものを摂るとお腹が張る
- 口の中がネバつく
→これらはからだに 湿が溜まっているサインです。
おすすめ食材 大豆・小豆・黒豆などの豆類 とうもろこし もやし きゅうり はとむぎ セロリ 玉ねぎ レタス しそなど
注意: 湿を取る食材が向かない症状
下記の症状がある場合には不向きです。
- 肌や喉が乾燥しやすい
- 冷え性、手足が冷たい
- 痩せやすく、体力が続かない
- のぼせやすい(上半身は熱いが下半身は冷える)
- 疲れやすい
→湿を取る食材は、利水作用が強いため、潤いが少ない人や冷えやすい人、乾燥が強い人は、さらに潤い不足や冷えが進むことがあります。
熱を冷まし潤いを補いたいとき
体の熱を冷まし、乾きを潤す働きがある食材は、 次のような症状がある人に向いています。
- のぼせやすい
- 顔や上半身がほてる
- 口が乾きやすい
- 暑さでイライラしやすい
- 寝苦しい、体が熱くて眠れない
- 便が固くなりやすい
- 肌が乾燥しやすい
→ これらは乾燥・イライラが強いサインです。夏のほてりからくる場合もあります。
おすすめ食材 ゴーヤ 緑茶や抹茶 グレープフルーツ きゅうり トマト なす スイカやメロン 豆腐 海藻など
注意:熱を取る食材が向かない症状
下記の症状がある場合は不向きです。
- 冷え性(特に下半身が冷える)
- 胃腸が弱く、お腹がゆるくなりやすい
- 雨の日や湿度が高いと体調が悪くなる
- むくみやすい
- 食後に眠くなる(脾胃が弱い)
- 体が重だるい
→ 熱をとる食材は体を冷やし、湿を増やす方向に働くため、冷えやすい人や胃腸が弱い人にはさらに胃腸が弱ったり、むくみが悪化することがあります。
症状別の選び方まとめ
●重だるい・むくむ・胃が重い → 湿を取る食材が向く
●ほてる・乾く・イライラする → 熱を冷ます食材が向く
●乾燥・冷えが強い → 湿を取る食材は不向き
●冷え性・胃腸が弱い・むくみやすい → 熱を冷ます食材は不向き
体質によっては逆効果になることもあるため、 症状に合わせて食材を選ぶことが夏バテ予防につながります。




